【ART&OUTDOOR VILLAGE栗山】 冬のハイブリッドサイト・6つの魅力と注意点レビュー

キャンプ場

北海道の冬キャンプ・・・やってみたいけど特別な装備も無いし、無理だよなぁ。
と思っているあなたへおすすめのキャンプ場の紹介です!

本記事では、北海道夕張郡栗山町にある「ART&OUTDOOR VILLAGE栗山 ハイブリッドサイト」が冬キャンプに最適すぎる理由、そして注意点をレビューします。

ART&OUTDOOR VILLAGE栗山 基本情報

廃校をそのまま利用したキャンプ場

「ART&OUTDOOR VILLAGE栗山」は、2023年7月にオープンしたキャンプ場。

学校の玄関の雰囲気を残しつつARTな空間
下駄箱もカラフルでいい感じに

旧継立中学校の校舎を利用したサイトがある珍しいキャンプ体験ができます。この記事では校舎の中に宿泊できる「ハイブリッドサイト」の魅力や注意点についてレビューしていきます。

全体のサイトマップ
校内の案内図

営業情報

所在地北海道夕張郡栗山町継立189-2旧継立中学校
営業時間通年営業
定休日夏季:火曜・水曜(事前予約があればオープン)
冬季:月曜~水曜
チェックイン11:00~18:00(冬季17:00まで)
チェックアウト10:00
予約方法なっぷ / 電話予約
利用タイプ宿泊・日帰り(デイキャンプ)
カード決済カード利用可

サイト・場内設備・レンタル

宿泊料金
ハイブリッドサイト(水道付)¥13,000
ハイブリッドサイト(水道なし)¥12,000
プライベートオートサイト/冬季オートサイト¥3,000
フリーサイト/冬季ワイルドサイト¥0
中学生以上¥1,500
小学生¥500
未就学児¥0

ハイブリッドサイトの魅力 ~校舎に泊まれる全天候型キャンプサイト~

魅力① 冬でもあったか♪暖房付きサイト

ハイブリッドサイト内の既設のテント

冬期間のハイブリッドサイトの魅力といえば「暖かさ」!室内には大きな暖房があり、とても暖かいです!

利用したのは2月ということもあり、念のため電気ストーブを持参しました。ですが、寒いのが苦手な我が家でも電気ストーブを一度も使うことはありませんでした。

教室内には人工芝が敷き詰められていて、靴を脱いで過ごしますがとても気持ち良いです。
はしゃいでいた子どもたちが「あつ~い」と言って外へ出たりを繰り返していました。

我が家はキャンプ初心者~中級者レベルなので冬キャンプへの装備がまったくありませんが、ハイブリッドサイトではそのような心配はありません。「冬でもキャンプしたいけどハードル高いなぁ」と感じている方には最適なキャンプ場だと思います。

ヌプリという室内に水道が設置されている部屋に宿泊
室内の水道スペースはとても便利
冷蔵庫も備え付けで有ります

魅力② 施設内に遊べるスペースがたくさん

【黒板でお絵描き】

到着するなり黒板ART開始

ハイブリッドサイト内は教室になっているので、大きな黒板があります。チョークもたくさん揃えてありますので、お絵描きが大好きな子どもたちはまずこの黒板でイラストを楽しむことでしょう。

【雪あそび】

訪れたのは真冬だったので、雪遊びも楽しみました。ハイブリッドサイトからは外への専用扉が各サイトに付いており、自由に出入りができます。

専用庭は各サイトごとにスペースが仕切られていましが、ひとつひとつが広々としたスペースとなっていました。スコップや大きなそりも無料で借りることができました!

【屋内施設アソビバ】

施設内には他にも「アソビバ」という、子どもたちが楽しめるおもちゃや段ボール遊びができるスペースがあります。ですが、残念ながら行った日はお休みでした。。

【体育館】

体育館も貸し切りでした

「体育館」は半面のみ解放していたので利用しました。

バドミントンや卓球、バスケットボールや子ども用のサッカーボールなどで楽しむことができます。利用するには「運動靴(上履き)」が必要なのでお忘れないようにしてください。

ボールの空気が抜け気味でしたが、スタッフさんに言えば空気を入れてくれます。

【ブックカフェ】

ヤムキッチン内もアウトドア仕様になっています

その他はブックカフェ「ヤムキッチン」も本がずらりと並んでいて大人も子どもも楽しめます。
アウトドア関係や絵画などのアート関係の本が充実していましたが、子ども向けの絵本もたくさんありました。

料理を待っている間も退屈しませんね。

遊ぶ施設がたくさんあり、子どもたちは「次何やる~?」ととても楽しそうに過ごしていました。未就学児の小さなお子様から小学校高学年くらいの年齢まで幅広く楽しめる施設だと感じました。

魅力③ こだわりのカフェごはん

ヤムキッチンメニュー表

施設2階にあるブックカフェ「ヤムキッチン」。こちらは地元農園の黒毛和牛や新鮮な卵をつかった「新感覚の卵かけごはん」などを提供しています。

黒毛和牛料理は「至福のステーキ 1,480円」を選びました。
栗山町の斎藤ファームさんという農園のブランド牛である御園和牛を贅沢にステーキとして提供しています。噛めば噛むほど肉本来の旨みが溢れるとのこと。

至福のステーキ 1,480円

食べてみたところ、本当にその通りでした。脂分は少なくあっさりとして食べやすいと感じた半面、噛むほどに肉汁が出てきてとても美味しかったです。

そして気になる「新感覚!たまごかけご飯 600円」も注文。
これは確かに新感覚。卵白が泡のようになっており、その上に濃厚な卵黄とたまごかけご飯専用のしょうゆ。これも美味い!朝に食べたい定食でした。

新感覚!たまごかけご飯 600円

魅力④ レンタルが豊富で手ぶらOK

ART&OUTDOOR VILLAGE栗山はレンタル品も充実しています。

キャンプギアのうっかり忘れはもちろん、キャンプ道具がすべて揃っていないビギナーキャンパーにとっても心強いですね。

個人的にはポータブル電源が1,500円でレンタル出来るのはとてもお得感があると思います。ハイブリッドサイトは屋内なのでコンセントがありますが、電源無し区画を利用の方は気軽にホットカーペットや携帯充電ができますね。

ちなみに、ハイブリッドサイト利用の方に対しては「シュラフのレンタルが無料」とのことでした。

レンタル
・コールマンタフスクリーン(5人用)¥15,000
・オガワグロッケ(9人用)¥26,500
・ランタン¥1,000
・イス¥1,000
・テーブル¥1,500
・クーラーボックス¥1,000
・バーベキューコンロ(火ばさみ付)¥2,000
・コット¥1,000
・マット¥500
・シュラフ¥1,000
・ポータブル電源¥1,500
・プロジェクター¥2,000
・カセットコンロ(ガス別売り)¥1,000
・灯油ストーブ¥3,000
炭・着火剤・網・薪も管理棟でも販売しています。

魅力⑤ スタッフさんの対応が素晴らしい

スタッフさんの対応がとても良いと感じました。

冬期間ということもあり恐らく1名で対応していたと思いますが、受付のときからとても感じがよく親切にいろいろと説明してくれました!

我が家は1年前にもART&OUTDOOR VILLAGE栗山を利用していたのですが、「以前もご利用ありましたよね?」と覚えていてくれた様子。過去の名簿を見たのだと思いますがその声がけが嬉しかったです。

また、受付に掲示されていた「訳アリ黒毛和牛焼肉」のチラシを見て注文したのですが、その日は米の用意がなく「米が欲しいねー」と嫁さんと話していたところ1合300円で用意してくれるとのこと。

1合注文してお部屋でまっていたところ、スタッフさんが「部屋で炊いたほうができたてのご飯を楽しめるのでいかがですか?」とのことで炊飯ジャーを持ってきてくれました。しかも2合分にサービスもしてくれていました♪

炊飯ジャーは「土鍋気分」という土鍋で炊いたかのような美味しい味が楽しめるというものでした。

米の粒が立っており美味しく頂きました。子どもたちからも大好評で「おかわり!」と全員もりもり食べていました。黒毛和牛よりも人気があったような気がします。

お借りした炊飯ジャー「土鍋気分」

スタッフさんは一人で運営していたこともあり、受付にいないこともありましたが掲示してある携帯番号に連絡すれば戻ってきてくれて快く対応してくれました。何度もお呼びしてすみません。。

魅力⑥ イベントも多数

ART&OUTDOOR VILLAGE栗山では様々なイベントも実施しているようです。

冬でも「食楽祭」という食とアートを楽しむイベントを開催しており、チラシを頂きました。

【フードエリア】

  • 日本ではなかなか買えない海外の名産品の販売
  • 食事の時間が楽しくなる簡単だし醤油やアウトドアスパイス作りのワークショップ
  • 高級輸入ワインの試飲・販売会
  • 2日間限定スペインバルオープン
  • 子どもも大人もつい食べたくなるレインボーわたあめの販売
  • キッチンカー(燻製サンド、まぜそば、スープカレー、チュロス、海鮮焼きなど)

【アートエリア】

  • 日常がちょっと楽しくなるクラフト作家さんのやヴィンテージ雑貨、輸入品の販売
  • おうちに飾りたくなるアート作品の販売
  • 季節の飾りなどのクラフトワークショップ

両日100名様限定で、大人の方には、コーヒーをサービス。
お子様には振って楽しい、食べて美味しいフリフリポップコーンをサービスとのことです。

また、体育館では紙飛行機大会も催すようです。大人も子どもも楽しめそうですね♪

ハイブリッドサイトの注意点

注意点①トイレ・炊事場の数が少ない

トイレ・炊事場は校舎内のみにありますが、屋外のオートキャンプ場と共同となっているようです。

オートサイトだけでも35区画、その他にフリーサイトとハイブリッドサイトあるため、夏場の込み合う時期では数が足りないのでは・・・と感じてしまいました。

炊事場

我が家が訪れたときは冬期で閑散期だったため不便さは感じませんでしたが、男性用のトイレは小便器が2つ、個室が1つでした。その他にバリアフリートイレも1か所ありましたが、個人的にはお腹が弱いため個室が1つというところに不安を感じてしまいます。。

ただ、トイレはとても綺麗です。個室のトイレもシャワートイレ対応となっています!これは嬉しいポイントですね。

男子トイレ
便座もあたたかいシャワートイレ

注意点② グランピングではない

ハイブリッドサイトは教室に芝生・テント・イス・テーブル・冷蔵庫がそろっていて「手ぶらでいけちゃう」と思われるかも知れませんが、決してグランピングではありません。

寝袋は無料でレンタルできますが、その下に引くマットや、食材、コンロをはじめとする調理器具一式などは備わっていません。

前記したようにレンタル品は多種多様に揃っているので借りることはできますが、必要なものを全てレンタルするとサイト料金 + レンタル料金となってしまい予想以上に高くなってしまいます。

ハイブリッドサイトで我が家が必須だと感じたものは以下となります。

ハイブリッドサイトで必須なもの一覧

  • マット
  • 寝袋(愛用品のため。レンタルで良い方は不要)
  • ガスコンロ
  • 食材(到着日のランチはヤムキッチンという選択もありなので、夜ご飯と翌朝のご飯。)
  • お皿・カップ・箸
  • まな板・包丁などの調理器具

ハイブリッドサイトで持って行って良かったもの一覧

  • LEDランタン(基本は22時消灯のため)
  • 追加テーブル(備え付けのテーブルでは少し足りなかった)
  • 電気毛布(敷物がわりに使用。底冷え対策)
  • ワンタッチテント(5人家族のため備え付けのテントではスペース不足)

こんなところでしょうか。

注意すべきは、備え付けのワンポールテントだと寝るのは「4人が限界」です。

また、普段ワンポールテントを使わない方で、「家族全員用の大きめシュラフ」を使っている方は要注意です。我が家はまさにそのパターンでした。

DODの「おもひでしゅらしゅら」という4人用の大きなシュラフを使っていますが、初回にハイブリッドサイトを利用した際、ワンポールテントの中央にあるポールによって全体に敷くことができないという事態に陥りました。

前回の教訓を生かして、追加でシュラフを持参し無事に全員安眠することができました。

まとめ

冬の間でもキャンプ気分が十分に味わえるうえ、学校に泊まるという非日常も体験できる「ART&OUTDOOR VILLAGE栗山」。

このハイブリッドサイトなら冬キャンプのハードルがグッと下がること間違いありません。

今回は冬のみの利用でしたが、夏も利用してみたいと思います。

以上、「ART&OUTDOOR VILLAGE栗山」を利用して感じた6つの魅力と注意点の紹介でした。

校舎の裏側
朝陽がきれいに見れました
屋内から撮影
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